携帯からお送りします。
朱雀の骨髄癌が発覚して1ヶ月経ちました。まだ朱雀は元氣に這いずって動いてくれています。
食欲も慶次郎殿の御利益か、以前みたいに手鍋とはいきませんががつがつ食べてくれます。
散歩も台車に乗ってではありますが行こうと意志を見せてくれます。
……。
でも、でも、日々弱っていくのが目に見えて悲しいです。
後ろ足が動かないので前足だけで這いずるせいか擦れが酷く皮が捲れ肉が見えます。床擦れも酷くて見てられませんけどあまり保たない手当てをするしかありません。
前文は私が落ち着く為の都合の良い言い聞かせです。
朱雀にしてみればもう暑くて暑くて息するだけでも大変で身体中が痛いのに、私は何も出来ません。
朱雀の周りを蝿が飛んでいるだけで自我と理性が飛びそうです。蚊は嫌いですが今は地球上から消え去って欲しいと思う程憎いです。私の勝手な我儘とは分かっています。
動物の死を実感するのは初めてではありません。
ただ、老衰で、苦しまずに生きて終えてくれればそれでいいのです。